コーヒー
・コーヒーの産地
・コーヒーの三原種
・豆の挽き具合による分類
・豆の焙煎度合いによる分類

コーヒーの産地
 コーヒーとは、アネカ科に属する多年生の喬木(きょうぼく)で、この木になる赤い実が原料になります。
赤道を中心とした熱帯地方で多く栽培されています。


エチオピア
(Ethiopia)
◇首都:アディスアベバ
  言語:アムハラ語、英語
  人口:7,000万人
◇主要産物:大麦、コーヒー
◆代表的なコーヒー豆:モカハラーボールドグレン、イルガチェフ
ケニア
(Kenya)
◇首都:ナイロビ
  言語:スワヒリ語、英語
  人口:3,240万人
◇主要産物:コーヒー、紅茶、サイザル麻、綿花、たばこ
◆代表的なコーヒー豆:ケニア・キーコロック
タンザニア
(Tanzania)
◇首都:ドドマ(首都機能はダルエスサラーム)
  言語:スワヒリ語、英語
  人口:3,520万人
◇主要産物:メイズ、キャッサバ、米、豆類、コーヒー
◆代表的なコーヒー豆:キリマンジャロ
イエメン
(Yemen)
◇首都:サヌア
  言語:アラビア語
  人口:1,970万人
◇主要産物:コーヒー
◆代表的なコーヒー豆:モカマタリ
インドネシア
(Indonesia)
◇首都:ジャカルタ
  言語:インドネシア語
  人口:2.17億人
◇主要産物:米、ゴム、パ−ム油
◆代表的なコーヒー豆:バリ島・神山
パプアニューギニア
(Papua New Guinea)
◇首都:ポートモレスビー
  言語:英語(公用語)、ピジン英語、モツ語等
  人口:562.5万人
◇主要産物:パーム油、コーヒー
◆代表的なコーヒー豆:パプアニューギニア・シグリ
ハワイ
アメリカ合衆国
(America)
◇首都:ワシントンD.C.
  言語:英語
  人口:2億8,142万人
◇主要産物:小麦、トウモロコシ、大豆
◆代表的なコーヒー豆:コナ
メキシコ
(Mexico)
◇首都:メキシコ・シティー
  言語:スペイン語
  人口:1億380万人
◇主要産物:とうもろこし、小麦、トマト
◆代表的なコーヒー豆:メキシコ・シェラマードレ
グアテマラ
(Gatemala)
◇首都:グアテマラ・シティ
  言語:スペイン語
  人口:1,263万人
◇主要産物:コーヒー、バナナ、砂糖、カルダモン
◆代表的なコーヒー豆:グアテマラ・SHB
コロンビア
(Colombia)
◇首都:ボゴタ
  言語:スペイン語
  人口:4,530万人
◇主要産物:コーヒー、バナナ、砂糖きび、じゃがいも
◆代表的なコーヒー豆:エメラルドマウンテン
キューバ
(Cuba)
◇首都:ハバナ
  言語:スペイン語
  人口:1,124.1万人
◇主要産物:砂糖、煙草、柑橘類
◆代表的なコーヒー豆:クリスタルマウンテン
ジャマイカ
(Jamaica)
◇首都:キングストン
  言語:英語
  人口:262万人
◇主要産物:コーヒー、砂糖
◆代表的なコーヒー豆:ブルーマウンテン
エクアドル
(Ecuador)
◇首都:キト
  言語:スペイン語
  人口:1,303万人
◇主要産物:バナナ、生花、コーヒー、ココア
◆代表的なコーヒー豆:エクアドル・クリスティ
ペルー
(Peru)
◇首都:リマ
  言語:スペイン語
  人口:2,754.7万人
◇主要産物:米、とうもろこし、砂糖きび
◆代表的なコーヒー豆:ペルー・エキセルソ
ブラジル
(Brazil)
◇首都:ブラジリア
  言語:ポルトガル語
  人口:1億8,352万人
◇主要産物:砂糖、オレンジ、コーヒー、大豆
◆代表的なコーヒー豆:ブラジルサントス

コーヒーの三原種

 豆の種類は大きく分類して、アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種に分けられます。

 ・アラビカ種はまろやかな味で香りも強く高品質のため、主にレギュラーコーヒーに使用されます。
 ・ロブスタ種は害虫病への耐性が強く栽培しやすいため、缶コーヒー、インスタントコーヒーなど
         大量生産されるものによく使用されます。
 ・リベリカ種は環境への適応性は高いのですが、サビ病に弱く生産に手間がかかるためあまり栽培されていません。

原種 味・風味 主な産地 詳細
アラビカ種 まろやかで円熟味のある香りが特徴的です エチオピア
メキシコ
グアテマラ
高温多湿などの栽培環境には適応せず、霜害にも乾燥にも弱いのが難点です。味、香りともに高品質のため人気も高く世界全生産量の約70パーセントを占める。
ロブスタ種
(カネホラ種)
強い苦味がありロブ臭という独特の香りがある コンゴ
ブラジル
インドネシア
ガーナ
栽培環境への応性が強く、栽培しやすい低地向きのコーヒーです。世界全生産量の約20〜30パーセントを占める。
リベリカ種 強い苦味があり香りは少ない リベリア
スリナム
ガイアナ
栽培環境の適応性は高くサビ病に弱い。またコーヒー豆の殻の除去作業に手間がかかり収穫も長い年月を必要するため生産量は少ない。世界全生産量の約1パーセント程度で市場性はほとんどない。

豆の挽き具合による分類
 コーヒーの豆は、挽いた豆の粒の大きさにより細挽き、中挽き、粗挽きなどに分類されます。
粒の大きさを変えるのはコーヒーを入れる器具によって適した粒の大きさが異なるためです。
細挽きはペーパードリップ、中挽きはネルドリップ、粗挽きはバーコレーターといった具合です。
挽き具合







極々細挽き
細挽き
中細挽き
中挽き
粗挽き
極粗挽き


豆の焙煎度合いによる分類
 焙煎(ロースト)とは、生豆を火力により煎じることにより、コーヒー独特の色、香り、風味を出すための重要な作業です。
コーヒーの味は焙煎で決まると言われるほど重要な工程です。
段階 煎り度合 カフェイン 酸味/苦味
ライトロースト
浅い






深い
極浅炒り
少い






多い

酸味






苦味
シナモンロースト 浅炒り
ミディアムロースト 中炒り
ハイロースト 中炒り
シティロースト 中深炒り
フルシティロースト 深炒り
フレンチロースト 極深炒り
イタリアンロースト 極深炒り



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